愛以上、恋未満。

アイドルに胸張って生きてる人たちを胸張って応援するブログ

ありあまる富

僕らが手にしている富は見えないよ

彼らは奪えないし壊すこともない

世界はただ妬むばかり

 キャスター小山慶一郎の降板が報道された時、一番にこの歌詞が頭をよぎった。

一夜明けて、少しずつ事実を受け入れてきている。

NEWSは今年で15周年。慶ちゃんがキャスターとして生きたのは8年。NEWS人生の半分以上をキャスターとして過ごしてきた彼。

平日はずっと日テレで過ごして、原稿を読み込んだり新聞読んだり勉強したり。。。

空いたわずかな時間は取材へ向かって現地の声も自分の耳で聞いて、さらにその隙のわずかな時間でNEWSのお仕事をして…

気づいたら、起用された頃のおバカキャラ小山慶一郎はパブリックイメージではなくなっていて(天然だけはシゲちゃんによって語り継がれ続けてるけど)、日テレ社員と間違えられることも多くなって、NEWSのリーダーにしてnewsevery.をしょって立つ存在になっていった。

本当に誇らしかった。

アイドルと違う仕事をする。という人を見たのは慶ちゃんが初めてだった(もちろん諸先輩方が前例となっていることは知っています。ただ、私の好きなアイドルがある日突然違う仕事を始めた、というのが私には初めてでした)

後に続くようにシゲちゃんは小説家に、てごちゃんはバラエティーで頭角を現し始め、まっすーが衣装を作るようになった。

もちろん慶ちゃんに触発されてすべてが動いたわけではないと思うけど、タイミングが重なって、NEWSはますます多様性をもっていった。

個性豊かなメンバーがそれぞれ自分の得意を生かして生きているのが私には本当に刺激的で、幸せで。大人になると色んな事ができるんだ。と感動したことは今でも忘れない。

 

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 ここからは超個人的意見。全く読んでもらわなくていい。

きっと不快になるから。でもここは私のブログだから、私が思うことは書いておきたい。

正直、今でもあの一件が悪いとは思わない、思えない。

私はライブハウスに出入りしてバンドの打ち上げに参加することも多いけど、あのノリが標準だ。40近い大人が18、19のアイドルにイッキを強要しているところをたくさん見かける。アイドルのプロデューサーが自分の持っているアイドルにお酒を飲ませているところも見てきている。(もちろんその後潰れた人を介抱するのは私の仕事だと心得ている)

何も言わない私はきっとシゲちゃんと同じ立場なんだろう。その場にいながら止められなかった。厳重注意だ。

でも止められる人なんているんだろうか?せっかく楽しい飲み会の場を、「未成年ですよ」なんて言えるだろうか?

 悪意の矛先はいつでも功績を残してきた人に向けられる。みんなが功績者を貶めたがっている。堕落させて、よかった自分たちと変わらないじゃないか、むしろ自分たちより下じゃないか、と安心する。

事務所の対応は間違ってなかったと思っている。それでもやっぱり私は彼を貶めた人がのうのうと生きて他人を嘲笑って、また新たな矛先を探し回っているこの状況を「仕方ない」と思いたくない。

 

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もしも君が彼らの言葉に嘆いたとして

それはつまらないことだよ

なみだ流すまでもない筈

何故ならいつも 言葉は嘘を孕んでいる

 

 

この結果を日テレサイドや制作サイド、共演者が導いたならきっともっと悲しんでいただろう。彼の8年間をなかったことにされた気がして、もっと言葉を悪くすると「捨てられた」と感じていただろう。

でもきっと、この決断をしたのは小山慶一郎その人だったのだと思う。思いたい、というほうが正直かもしれない。

復帰することで自分に降りかかる批判を気にしたというのもないことはないのだと思う。(それを逃げと表現している人もいる)でもNEWSのリーダーはそんなことを第一に考える人じゃない。

自分が戻ることで批判の矛先になるのは番組や共演者、ひいては取材対象にも及ぶかもしれない。

また、ここまで世間的な信頼を失ってしまった自分が発する情報に信ぴょう性を見いだせなくなるのが怖かったのかもしれない。

何も明かされていない今、すべてを「かもしれない」でしか語れないけれど、私の憶測が当たっているのなら、いかにも小山慶一郎らしいと思う。

 

この件について母に話したらこう返ってきた。

「でもきっとまたいい仕事がくるよね。パラリンピックとか」

母は熱狂的なNEWSファンではない。仕事をしているのでeveryも数えるほどしか見てきていないはずだ。

そんな母でも小山キャスターがどんなことに力を入れてきていて、どんな力を持っているのかしっかり把握していた。

 

肩書きは消えても努力と実績は消えない。

 

小山慶一郎のnewsevery.キャスター降板を「仕方ない」とは思えない。

でも、「お疲れ様」とは言いたい。

彼から「一旦」キャスターという要素を引いて何が残るのか、そして何が新たに増えるのか、伸びていくのか、これからはそれが楽しみになると思う。

本当の本音を言うと、まだ受け入れ切れてない。きっと脱退騒動の時と同じように少しずつ少しずつ、前と違う環境を受け入れていくんだと思う。

前は向けているけど進めていない。きっと慶ちゃんのことだから、そんな私を一歩ずつ前に進めてくれるのもまた慶ちゃんなんだろう。

これで2018年に思い残すことがなくなった。

さあ、早くEPCOTIAライナーに乗ろう。

ありがとう慶ちゃん、これからも変わらず大好きです。

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