愛以上、恋未満。

アイドルに胸張って生きてる人たちを胸張って応援するブログ

そこに君が居るのなら、茨の道でも駆けていくよ。

 


NEWSを好きだと自覚して、いったいどれほどの年月が経ったのだろう。

 

妨害電波と戦いながら必死にMASTERHITSを聴いていた中学生の私は社会人になってもこうして彼らを変わらず好きでいる今の私を想像できていただろうか。

 

先頭に立っていた2人との未来が分かれて、10周年を迎えることすら約束されていなかったのに16歳の誕生日を迎えることができた。

  

思えばひどい道のりだった。開始3か月でメンバーが一人抜け、

その数年後には2人が脱退して謹慎という形でグループも止まり、

「みんないるかい?」と歩き出したかと思ったら活動がどんどん途絶えてトップを張っていた2人が抜け、

それでも4人で再出発した。

  

これからもきっと「一生安泰」なんてことはないんだろう。

きっと何かあるたびに傷つくし辛い気持ちに沢山させられるかもしれない。

傍からみたらそんな状態でアイドルを応援する意味は分からないかもしれない。

でも、私達は知っている。

そんな彼らが伝えてくれる「ありがとう」「大好きだよ」「幸せだよ」が何よりも尊いことを。

あんなに密度の高い、濃度の強い言葉を受け取れる場所を私は他に知らない。(他のアイドルのライブにほとんど行かないから知らないだけなのかもしらないけど)

 

苺のないショートケーキ、沈みかけの泥船、愉快な仲間たちだけが残ったグループ。

…ほかにも色んなことを言われた気がする。「NEWS終わったなww」なんて言葉はテンプレートかのようにインターネットのそこらじゅうに落ちていた。

でも今なら胸を張って言える。

その「終わったグループ」が見せてくれるものはこんなにも愛おしくて柔らかい。

どうしたってNEWSは魅力的なグループだよ。

 

ただ、私は今でも4人になったNEWSは苺のショートケーキではないと思う。

今のNEWSに「絶対的トップ」はいない。誰からも愛されて、認められて、王道の中の王道を行くアイドルは4人の誰にも当てはまらない。

私が例えるならそれは「苺しかないショートケーキ」というよりも「苺もリンゴもブドウもメロンも桃もキウイも、その他にもいろんなフルーツの乗っているタルト」だ。ショートケーキのような王道はもう歩めないけど、ショートケーキのままでは到底叶えられなかった世界がそこにはある。

 王道を外れた時、とてつもない絶望感に襲われた。もう道はないのだと思った。

でも、彼らは道を切り開いた。ないはずの未来を創った。小説家として、スタイリストとして、キャスターとして、バラエティタレントとして。

結果、「王道のアイドル」だけでは出会うことのなかった人が彼らを見てくれた。仲間になってくれた。

「ありえない夢の続き」まさにその通りのものを見せてくれている。しかもそこに必ず私たちの居場所を用意してくれる。それが私の知る、NEWSというグループ。

 

 

 

 

NEWS、16周年おめでとう!!

の一言が言いたいだけなのに、どうしてもここ数日筆が進まなかった(まあ進んでるのはタイピングなんですけども)

うまく言葉が出なくて、どんな言葉を使ったら、伝わるのかも、よく分からなくなっていた。

伝えたい言葉は沢山あるはずなのに、ひとつも結成日当日には伝えられなかった気がする。

私の周りには綺麗な言葉を紡ぐ人が沢山いて、…私が勝手にフォローしてるだけなんですけど

その人たちのように自分の感性で上手く感謝の気持ちを言葉にできなかった。

 

 

この数週間、悲しいことばかり起きた。

大好きなNEWS担の友達が次々と担降りしていって、それだけならまだしもNEWSに対してマイナスな言葉を吐くようになって、耐えきれずミュートしたりもした。

NEWSメンバー一人一人がきっと心の中でいつか超えたいと強く思っていた亮ちゃんが見えないところにいってしまう感覚も味わった。

プライベートでも思うようにいかなかったり、モヤモヤしたりした。

それでも、あの円盤を再生した瞬間、NEWSがステージに立っているのを見た瞬間、その霧が全部晴れた気がした。

実際は何かがこらえきれなくなって大泣きした。わんわん泣いた。きっと知らないうちに色んなことを、気持ちを溜めこんでいたんだと自分ではっきりわかってしまうほどに。

私はNEWSが好きだ。例えその濃度が薄れる期間があったとしても、この気持ちにだけは全く変わりはなかった。

NEWSがNEWSを続けていてくれることが私は何よりうれしいし、彼らがNEWSでいることを一番諦めなかった人たちなのだと思う。

NEWSがいつまでも彼らの意志を纏ったまま存在し続けてくれたらそれでいい。

 

NEWS、16周年おめでとうございます。

私の心の中にいてくれてありがとう。

 

 

巷で流行しているKAKEMOCHIというムーブメント

ちょっと愚痴っぽい記事になってしまいそうなので自己責任で読んでください。

まあとにかく掛け持ちで世のジャニオタが盛り上がってる。

タピオカか掛け持ちか、くらいの勢いで流行ってる。

先に言っておきますが私は掛け持ち推奨派です。

推しが増えるのはいいことだよ楽しいよ多分ね。私は一途体質なので分かりませんが。

とはいえ一途がいいのか掛け持ちがいいのかっていうのは一概に結論が出せないって言うのが正直なところ。

NEWSだけが好きでNEWSをひたすら追いかけて活動が少なくて暇だからプライベートまで追いかけまわして落ち度を探しては炎上して盛り上がって、

のファンと

NEWSも好きだけど他のグループも好き!でも活動してくれるなら戻って来るよ!

のファンならどっちがいいと思います?

私は確実に後者だと思います。

いかにヒマを作らないか、って言うのが私はすごく大事だと思っていて、暇が出来るとつい余計なことを考えてしまいたくなる。恋愛でも一緒だけど、暇があるというのは実はものすごい敵なのだと思う。

そんな敵を内面に抱えてしまうくらいなら、どんどん浮気したらいい。

初めてNEWSを好きになった時の気持ちを思い出してほしい。

曲を聴けば聞くほど、ステージを見れば見るほど、メンバーを知れば知るほど、ワクワクしてそわそわして、どうしようもなく幸せだったと思う。

それがまた経験出来るなら、むしろ掛け持ちの方が幸せだと思う。

それに、そうやってワクワクしたNEWS担初心者のころの気持ちをくすませてしまうくらいなら、どうか新しい好きを見つけてほしい。新しい「好き」を通して見たNEWSはまた違う輝きを放つかもしれない。

優先順位が変わってしまってもいいと思う。初めて好きになったグループを絶対的にトップにし続けないといけないなんて法律もルールもない。誰かを好きでいることは自由だし、好きを増やすことは世界を輝かせることだから。

 

ただひとつ、してほしくないこと。それは「優先順位が下がった人を貶すこと」

何人か、そういう人を見てきて、そういう人だけは私は許せなかった。

「Jrの自担はこうなのにどうしてNEWSの自担は…」

「NEWSももっと活動すればいいのに出来ないのはメンバーのせい」

「NEWSはこういう演出をしなくなった。〇〇はしてるのに」

 

うるせーーーー!!!!!一緒にすんなーーーーー!!!!!

 

そういう人に限って「〇〇くんの為を思って…」とか言い出す。自担はあなたの子供じゃないし思うようにいかないところも含めて自担なのでまるっと愛してほしい。これは完全に私自身の欲求ですが。

私も手越くんの100%を肯定して尊敬して崇拝しているわけじゃないし、なにか起きた時に「そんなことする人じゃない」って言いきれない。だって会った事も話したこともないんだもん。もちろん絶対にこの噂に落ち度がある。っていうのは言い切れるけど。12年見てきているので。

 

バンドと違ってアイドルは、特にジャニーズのデビュー組は自分の思ったように活動出来ない部分がある。ある程度は「これがしたい!」と主張は出来ても、ツアー日程を組んだりファンとのイベントを企画したりすることは出来ない。

私達オタクは待つことしかできない。

だからどうか、私の好きなNEWSのファンの皆さんは待つことを楽しんでほしい。

活動がないことを嘆いたり、メンバーのせいにするんじゃなくて、待ってほしい。

もうきっと「シングルリリースさえ1年に1回あればいい方、ツアーなんて奇跡。それでも待ち続けてた結果メンバー脱退」*1なんて状況にはならないはずだから。絶対とは言えないけど。

 

私もふと浮気がしたくなって、バンド沼に浸かったり*2アニメにハマり過ぎて毎話泣いたりふらっと海外一人旅をしたり*3、カメラのレンズを買いまくって破産直前になったりするかもしれないけど、きっとNEWSが動き出せば戻ってくると思う、4年前みたいに離れたきりにはならない。

 

結局何が言いたいのかよく分からなくなってきたけど、とりあえずみんな掛け持ち楽しもうね!!

好きは人生を輝かせ、嫌いは人生を曇らせる。

 

*1:私史上最大級に辛かった時期。大体2009年~2011年くらい。今では年1でアルバムリリースとツアーがあるなんてあの頃の私が知ったら毎日大泣きしてると思う

*2:私の場合、バンドに浮気することで、NEWSの曲の完成度の高さとか、歌唱表現力の豊かさに改めて気づいたので悪いことばかりじゃないなって本当に思うよ。後悔はしてるけど。

*3:これに関しては書きたいことが山ほどあるけどオタクブログなので迷っている。気が向いたら書きます。

イチゴになった彼らと世界が変わった私の話

8月11日になった。

私が、私の好きなアイドルと復縁して、今日でちょうど1年になる。

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私のブログを定期的に読んでくれている人には「もうその話はいいよ」と思われていそうなので詳細は省略するけど、私は3年弱、NEWSのオタクから離れていた。違う音楽のシーンを追いかけて夢中になっていた。

そんな私が1年前のあの日、味の素スタジアムでまた恋に落ちた。

つまり2回目のNEWSファン生活2年目、というのが正しいのかもしれない。

円盤を見てからの方があの日の想いは鮮明に蘇ってくると思うので(現時点で覚えてるの、入場した瞬間からワンワン泣いてたこととshareの衣装の事くらい。あとケーキ作るくだり。)記念すべき1年記念の今日は、この一年で私に起きた変化を綴っていこうと思う。

 

生活意識が高くなった

 

アイドルの私生活なんてすべては分からないけど、どのメンバーもハードな仕事をこなしていく日々の合間に自分の好きなことをする時間を作って充実した生活を送っていることだけは確かだ。

当時の私はといえば平日は仕事から直帰して部屋でだらだらテレビを観てたらあっという間に一週間が過ぎるし、休日はバンドのライブに行ったり、家でだらだらしたりして時間を潰していた。なんの目標もなく時間が過ぎていく、そんな生活だった。彼らを見ていたら、いつの間にかそんな怠惰な一日は過ごせなくなっていた。バンドのライブは立派な趣味なので変わらず行ってるけど。

 

ダイエットを始めた

 

これは私が恋をした時の恒例行事でもあるんだけど、今回は最初から両想いな上に一緒に恋してる同志たちも美しい。もうこれは頑張るしかない。

綺麗になりたい!って思った時にまわりに居る人って成果に大きく影響してくると思っていて、NEWSのファンは上昇志向の人が多い。ダイエットに励んでるふくよかな人が多いという意味では決してない。

今まではただ「痩せる為」だった私のダイエットの概念が大きく変わった。

私は、綺麗になりたい。

 

美容に興味を持つようになった

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前章と関連づけてこちらも。一年前までは化粧水すら面倒くさくてつけなかった私が一年経った今では化粧品検定1級所持者っていうんだからおもしろい。セミナー受けたら「コスメコンシェルジュ」っていう資格も取れるらしいからおもしろい。一年で何があったというのか。笑

「ジャニオタとコスメ」ってジャンルがあるくらいジャニオタの美意識っていうのは本当に高くて、何もせずにはいられない。

…といっても未だにコスメ記事一つ上げられないんだけど笑

それまでは最高級品がドラッグストアのコスメコーナーだと思っていたので、世のジャニオタの皆さまはどうやってデパコスを買いあさっているのかが唯一の謎。

やりくり上手すぎる。

ただ、新作を発売したコスメを狙いにデパートを歩く瞬間は最高に女子を謳歌している気持ちになる。

こんな楽しい所があるなんて、1年前は知りもしなかった。

 

人を褒める事がカッコいいと思うようになった

 

NEWSは人を褒めるのが上手い。

人の良い所を見つけるっていうのは悪いところを見つけるよりも難しくて、意識しないとできないことだと思う。言い方を考えないと上から目線に聞こえるし、受け取り手によっては嫌味っぽくも聞こえる。でも私の自担の手越くんは嫌味なく真っ直ぐに人を褒められる人。そんな手越くんの周りにいるメンバーもまた、彼を心から尊敬して褒められる人。

人をディスることのほうが遥かに簡単で、優越感に浸れる。でもそれはすごくダサいこと。本当にカッコいいのは自分と違う他の人のいいところを見つけて、伝えることが出来ること。意外と出来ていない人のほうが多いんじゃないかと思う。

私はまだまだ伝え方が下手で、お世辞に聞こえてしまうこともあるみたいだけど、何も伝わらないよりも何倍もいいと、何倍も素敵なことだと思うから、私はこれからも、人のいいところを探しながら、伝えながら生きていきたい。

 

創作意欲が湧くようになった

 

改めてNEVERLANDの円盤を見た時、衝撃を受けた。

あまりにも完成された世界観に圧倒された。

NEWSがここまで徹底された世界観の中でコンサートをやっていたことを私は全く知らなかった。一般人はよくも悪くもNEWSのことに関心を持たないのだとひしひしと感じた。*1

影響を受けやすい私は彼らのクリエイティブな部分をすぐに感じ取って自分に反映させてしまった。と思う。

手作りで何かを作ってはオタクたちと楽しんだり、それ自体がコンサートの準備だったり、とにかく何か作ることが増えた。

何かを作ることは楽しい。自分で考えたり、はたまた他の人から着想を得たり(そして時にはそっくりそのまま真似っこさせていただいたりして)何かを生み出すことは本当に楽しい。そんなことにも気づかせてくれたNEWSは偉大、以上の言葉で言い表せない。

 

男の子と対等に話せるようになった

 

ジャニオタ=周りが見えてない妄想勘違いブス。の時代は終わった。そんな時代あったのかって思うくらいだけど、世間のイメージは時々とんでもない。そんな人が全くいないとは言い切れないけど、少なくとも私が知っているジャニオタの皆さまは凛々しくて優しくて強くて聡明で、憧れの女の子だ。

そんな私はというと、再び「ジャニオタ」の肩書きを身につけてから、男性と話すことに対してのハードルが下がったような気がする。

近くにNEWSという彼氏がいることで気持ちに余裕が出来た。かえって等身大で話せるようになった。変に身構えなくなった。いい子に見られたいっていう欲がなくなったのかもしれない。一見悪いことに見えるけど、これは多分いいこと。自然体の自分で会話できるっていうのは、いいことだと思う。

 

メンタルが強くなった

 

もともとメンタルがめちゃくちゃ弱いわけでもないし、どっちかというと楽観的な性格ではあるものの、ここぞというときに守りの体制に入ってしまったり、周りに合わせてしまったりするのが私の悪いところ。

だけど、「あとひと踏ん張り」というところで背中を押してくれる人たちのファンに私は戻ってきた。

ロックシーンにも応援歌はあふれているけど、その曲たちとは違うパワーをもらえる気がする。

アイドルというのは赤の他人が書いた歌詞を自分の実体験のように歌う、という不思議な形式で成り立っていて、私はその両者の思いが重なって出来る作品がどうしようもなく好き。*2そんな彼らが背中を押してくれることである種のいい意味での「無責任さ」が私には心地いい。

この前の手越くん*3じゃないけど、考え過ぎて硬くなった頭をほぐして少し力を抜いてくれる気がする。私が彼らからもらっているパワーにはこんな不思議なパワーもある。

 

本を読むようになった

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これはシゲちゃんとシゲ担の皆様の影響が大きいと思う。

幼少期以降、あんまり本を読んでこない人生だった。必要最低限の本と、シゲちゃんの著書と、それから話題になった本。時々読むのはそれくらいで、平均したら年に2・3冊。読むこと自体に苦痛は感じないし、読書に苦痛は感じないものの、積極性を見いだせなかった。

でも、シゲちゃんのファンの人が書く推薦文は自然とそそられて、気づいたら、図書館のアカウントを作っていて、その中の予約かごはいっぱいになっていた。

本が見せてくれる世界は、読み手によって変わるし、感想も同じとは限らない。私が好きな本が100%好評とは限らないし、その逆もまたしかり。同じ文章を読んでいるのに頭の中に広がっている世界は十人十色。その多様性がなんだか「人間」って感じで好きだな、と思う。(原作のファンが実写化に反対しがちなのはこの多様性を無視されてひとつの正解を提示されるような感じがするからなのかな、っていう想像も最近は出来るようになった。)

 

プライドが高くなった

悪いことのように見えるかもしれないけど、プライドをもって生きるってすごく大切なことだと思う。

なにをするにも「私はNEWSファン」と念頭に置くようになった気がする。

あんまり過激な書き方をすると宗教じみていて気持ち悪いかもしれないけど、「NEWSのオンナ」として誇り高く生きていくのは悪いことじゃない。特に、自己肯定感が下がった時、私はNEWSのファンであることを最大限活用する。私がダメダメな女でも、私の好きな人はまぶしいくらい輝いてるし、そんな人が「彼女」と公言するNEWSファンがくすぶってはいられない。そうやって前しか見ない生活を続けていると、落ち込む余裕がない。この「余裕のなさ」は私にとってすごく重要で、助かっている部分でもあると思う。この一年、死ぬほど病んだ記憶が、ない。

NEWSの彼女は、いつだって前向きで快活なので。

 

時間・効率を重視するようになった

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効率魔のテゴシゲちゃんの影響で、なにをするにも最短ルートを探すようになった。

効率を重視するとすごい。足りないと思ってた時間がどんどん増えていくし、当分出来ないと先延ばしにしていたこともどんどんできる。

私は好奇心の塊なので、やりたいことが最大限出来るっていうのはすごくありがたい。

何より、彼らのようにマルチに活動しながら趣味も全力で楽しんで、それを仕事にまた還元して…っていうのは理想の生き方なので、そうなりたい私は、まず彼らのタイムマネジメントをそっくり真似するしかない。

まだまだ時間を最大限活用出来ているとは言えないけど、「時間は有限」と思いながら生きていくだけでかなり考え方が変わったと思う。

いつか手越くんが言っていたように、どんな人にも平等に与えられたもの、それは唯一「時間」だから。

 

NEWSの事が大好きになった

 

NEWSから離れていたころの私は、毎日何を考えて、何をして過ごしていたのか。今では全然思い出せない。手当たり次第好きなバンドのライブに行ったりフェスに行ったりして、そこで出会った新しいバンドをまた好きになって、同じような感想ばかりSNSに挙げていたような気がする。それを否定するつもりはないけど、自分の世界で完結していたと思う。

今は、NEWSが好きというたったひとつの共通点を持った、いろんな人の生活やNEWSへの想いを通して、また自分の「好き」を成長させている気がする。

本の世界じゃないけど、同じ番組を見ていても、同じコンサートに入っていても、他の人の「好き」を通して見たメンバーは私が知っている彼らをより輝かせてくれる気がする。

これは私一人では得られないもの。だから私は、NEWSを好きでいる気持ちと同じくらいの熱量で、彼らのファンが好き。*4

毎日が楽しくなった

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 NEWSに出費を集中させるようになってから、ライブに行く回数は格段に減った。毎週のように入れていたライブ予定がなくなって、楽しみは減ったはずなのに、なんだかとっても毎日が楽しい。

テレビに出る。雑誌に載る。ドラマが始まる。新曲が決まった。コンサートが、円盤が、にゅすこいの新イベントが…

楽しみが、尽きない。こんなに尽きないものかと思うくらい、毎日が本当に楽しくて、わくわくする。

 

 

 

存在しているだけで希望になる人たち。それが、私にとってはNEWSで、そんな彼らとまた向き合おうと、そのことで降りかかってくる災難があるのなら立ち向かってやろうと、決心したちょうど1年前の私は、私にしてはセンスがよかった。そう、心の底から思う。

2018年8月11日の私、フェスを蹴ってまで、大混雑の味の素スタジアムに足を運んでくれてありがとう。

おかげで365日後のあなたはこんなに変わりました。

私はあなたのおかげで今、最高に幸せだよ。

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*1:だからネタバレがどうこうとか正直あんまり関係ないよ。コンサートレポが回ったところで私のアカウントにまでは絶対回ってこなかったと思う。

*2:もちろんソロ曲みたいに自分で作詞作曲する作品があることも念頭に置いた上。ソロ曲はソロ曲で等身大の彼らが知れるので大好きです。

*3:NEWS RING 396参照

*4:もちろん平気な顔で正義の味方ぶってメンバーの悪口を書き込む人を私はファンとカウントしません

NEWSに恋してをプレイして転職を考え始めたアラサ―の話。

手越担、25歳、独身、関東生まれ京都在住。

これが私のプロフィール。何の変哲もないただのオタクである。

 

大学を出て、新卒で勤めた職場はパワハラの宝庫で3か月で辞めた。フリーター期間を経て、今の職場に転職した。

今の職場は正直言って天国だ。

私を抜いた同僚の平均年齢がアラフィフになるような年上だらけの職場けれど、別部署の人も含めて基本的に話題は途切れないし例外なく優しい。高圧的に怒られた記憶がないほど穏やかで、職場環境はこの上なく良好。

オタクの先輩もいてその先輩と話しているうちに昼休憩は終わるし、全面的にオタバレしているけど全く支障がない。オタクへの偏見もない。

有給もフルで取れるし休日の調整も簡単に出来るので好きな時に休みが取れる。

2年目の私にも重要な役割が割り振られていて私主体の企画も何度かやらせてもらった。

なんと絵にかいたような理想の職場か。

 

現状に大満足している。

 

けど。

 

けど考えてしまった。

 

皆さんおなじみNEWSに恋しての手越くんルート続編をプレイして、色々と思うところがあった。

(ここから先はネタバレを含みます。あらすじしか書きませんが未プレイの方は是非完走してから読んでください。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職場に不満もなく、アイドルの手越祐也の彼女(ガチ)として同棲生活を送るヒロインちゃん。

絵に描いたような理想的な生活。

そんな中、職場の上司から転勤の話を持ちかけられる。

遠距離恋愛は無理!!」と絶対的遠距離恋愛反対派の祐くんと仕事を天秤にかけて揺れるヒロインちゃん。

 

まだsweetルートはやってないんだけど、lovelyルートでは正式に転勤が決まって1年の(おそらく静岡か軽井沢あたり)転勤が決まる。

私は思った。

思ってたより近いし期間が短い。

 

それ、フッ軽芸人らふにとっては遠距離でもなんでもないんですが????せめて親近感沸かせるために京都くらいまで飛ばしてくれよ!!!!!

いや、東京の支社といったら大阪だろ!!

 

と、いろいろ考えたものの、同棲→遠距離ってやっぱり結構な決断ですよね。

同棲も遠距離恋愛もしたことないので実感が湧きませんけども←

 

ヒロインちゃんが遠距離を決めた理由がなんとも胸に刺さってしまって、心が動いてしまいました。

「あの」手越祐也と付き合っているという事実だけで十分幸せだしこれ以上を求める必要はないはずなのに、祐くんと釣り合う女になるためにさらなるキャリアアップを求めて自ら転職の決断をするヒロインちゃん。

 

尊い。シンプルに尊い

 

彼女のような容姿も機転も人生観も持ち合わせてはいないけど、同姓同名なのでなんとなく感情移入してしまった私、自分の人生と重ね始める。

 

(手越くんのハニーちゃんではあるものの、)ガチ彼女ではないという事以外、現状に満足しているという部分ではあんまりヒロインちゃんと変わらない。*1

ただ、今の職場でこれ以上のキャリアアップが望めるか、と言われれば、ポジションアップは見込めるけど自分自身の成長はないんじゃないか、と思うことが多い。

職場に恵まれすぎていて「今のままでいい」というある種の呪いに縛られているような気がする。

もともと、自分の持っている資格を生かして仕事を選ばなきゃ、せめて自分の生きてみたい場所で生活してみよう!という気持ちでやってきた京都。

この街のことは大好きだけどこのまま現状に満足して生きて行っていいのか。個人的成長のないまま私の人生は終わってしまうのか。

深く深く考えてしまった。

 

 

 

 

 

1年の転勤生活を終えて東京に戻ってきたヒロインちゃんはより一層仕事に打ち込むようになる。それはもう、彼氏のてごちゃんが寂しく感じるほどに。

 

私の理想の女の子だとシンプルに思う。

大好きな彼氏がいて、その人のために、とかではなく自分のために仕事を頑張って、でも結果的にそんな自分を仕事が輝かせてくれて充実した生活のその先に自分の大好きな彼氏がいて。

(ここの価値観が合わないとカップルは上手くいかないんだろうなとも冷静に思ったりしている)

 

 

 

じゃあ私はどうだ?

アイドルの彼氏はいない。でも、自分の仕事を追及する権利と可能性はある。

このまま現状に満足して生きるのも私の人生。

でも、自分自身と向き合うこともできるんじゃないかと思う。

転職したい!というよりも転職も視野に入れて自分と向き合って考えてみたい。という気持ちが芽生えた。
同姓同名の同世代の女の子としてヒロインちゃんに胸を張れる人間でいたい。

 

 

誕生日を経て、にゅす恋手越続編を経て、またひとつ人生の分岐点が出来た。

 

ありがとう、NEWSに恋して。

(もはや恋愛シュミレーションゲームというよりも自己啓発アプリになりつつある)

 

 

ちょっと追記

これを完成させて公開まで日を置いているうちに2人の上司から「このまま京都で生活していくの?」と聞かれたんだけどそんなに離れたいオーラが出てるんだろうか…

まだどう進んでいくか方向性すら定まってないので否定しておいたけど、申し訳ないけど私はヒロインちゃんみたいな生き方をしたい。それだけは決めてあるのです。

*1:いや、彼氏いないし同棲もしてないわ、全然違ったわ

私の大好きな人が夢を叶えた日(THE MUSIC DAY)

誰かを応援することは、すごく疲れる事だと思う。
エネルギーが続かないと「誰かのファン」はやっていられない。
最近特に強く、そう思う。

前記事にも書いた通り、私の自担、手越祐也は常に色んなものと戦っている。
彼を応援する私たちもまた、彼と一緒に戦っている。

7/6に放送されたTHE MUSIC DAY手越祐也はまたひとつ、大きな敵と戦った。

 

 

手越少年と紅について

 


彼が歌を頑張りたいと思った一番のきっかけはX JAPANだ。
ToshIさんに憧れてボイトレを始め、社長の前でXの曲を歌ったことがきっかけで歌を褒められた。
NEWSというグループに1年弱で所属した。
彼の音楽人生のすべての始まりはX。
このエピソードを知っているかいないかであの3分の重みが変わってくる。
唄い出す前の表情を見て欲しい。
頬が震え、手もかすかに震えているように見える。
それを隠すように不敵に笑って一息目を唄い出した。

他のカバーでは見たことのない表情だった。
彼がX JAPANの曲を歌うという、そのことにとてつもなく大きな意味があった。

 

 

歌が下手なんて言われると思わなかった

 

 

 本当によくない癖なんだけど、自担や自担グループが何かを披露すると、それに自信があればあるほど外野の声に耳を傾けてしまう。

「私からみたら最高中の最高でこれ以上のパフォーマンスはないと思うけど、それって私がファンだから?ニュートラルにみたらそんな風には見えない?」
なんて気にしなくてもいいことを気にしてしまって、むしろ外野の悪い声を聴いて、バランスとって安心する自分がいる。
褒められるのも嬉しいけど、マイナスな意見がないといいように情報操作されているんじゃないか、みたいな気持ちになってしまう。
良い作品ほど賛否が分かれるものだから。
と、言いながらもマイナス意見を見過ぎてメンタルがやられることも多い。
そう、つまりただのアホなの
でも今回、まさか自担が、あの手越祐也が「歌下手」と言われることになるとは思わなかった。
私にとって、というかファンにとって「手越くんは歌が上手い」というのは、太陽が東から昇る、とか息をしないと生きていけない、とかそういうレベルの事実だと認識している。
あまりにも当然、というか自然のことなので「歌上手いよね」っていわれると逆に否定したくなる。「え?そうかな。今日の歌い方はね、、」とか返してしまう。
「地元、空気がきれいだよね」って言われているのと同じ感覚だ。慣れ過ぎて分からない。だから普段から堂々と口に出していう事はしない。でも心の奥底では誇りに思っている。そんなイメージ。

だから今回、歌が下手、なんて書かれているのを見て、かなりショックだった。というかパニックになった。
「今日から人類エラ呼吸になります!」って言われてるみたいだった。

どんだけやらかしたんだ…って家に着いて確認するまでめちゃくちゃ不安だった。

でも、あんな圧巻のパフォーマンス。。。


やっぱり人類は肺呼吸だった。

 

今回彼のことを下手だと酷評している人たちは、彼の歌唱力を普段ある程度評価しているんじゃないかと思う。
イメージの中の手越祐也と紅を歌う手越祐也が一致しなくて、ある種パニックになったんじゃないかと思う。それなら十分彼の歌を評価してくれているじゃないか、私が気にするような相手ではない。ただ、気持ちを表現するのが少し苦手なだけだ。
それかただの叩きたがり。後者に関しては私の感情をぶつけるとネットに書けない言葉になってしまうのでやめておく。

 

XもXファンも、かっこいいんだよ

 


弱りそうになった私のメンタルを救ってくれたのは他でもない、X JAPANのファンの方のツイートだった。
こぞって、それこそ例外なく「素晴らしいパフォーマンスだった。」「テレビでまた紅が聞けるなんて嬉しい」「リスペクトを感じました。歌ってくれてありがとう」

 そんな言葉が並んでいた。本家のファンの方がほめてくれている。それ以上に重要な声なんてあるんだろうか?
そう思うと、心がすっと軽くなった。Xファンの皆様はほとんどが手越「くん」と書いてくれていた。そんなことも、私は嬉しかった。人に対して敬意を払える人がファンについているX JAPANというバンドはカリスマ性云々の前に人間性に溢れすぎていると思った。

 

 全てを救ってくれたX JAPAN・ToshIさんのブログ

私の心のもやが完全に取り払われたのはその1日後、7/8の夜のことだった。

なんと、ToshIさんご本人がブログに今回の紅について書いてくれた。

ブログタイトルは「手越祐也さんへの想い」

翌日にネットニュースにもなっていたけど、53歳のレジェンドが31歳のアイドルに対してフルネーム+さん付けで呼んでくれていることに衝撃を受けた。

こんな謙虚な人についているファンの人だから、手越「くん」と書いてくれている人が多かったのだとしっくり来た。

 

 

紅という名のドラゴン

前述の通り、紅のイントロが流れた瞬間の手越くんは顔が引きつっていた。

流れ出したイントロは、バックのバンド演奏はまるでとてつもなく大きなドラゴンのようだった。

必死に剣を振り回して戦っている手越少年の姿が見えた。

むやみやたらに振り回しているわけではなく、正面切ってドラゴンと向き合って倒そうとするんだけど、どうあがいてもドラゴンは不敵に笑うだけ。

私にはそう見えた。

確かに2019年現在の手越くんとして100%100億点満点のステージだった。

でも、私はこれで「めでたしめでたし」にはしたくないなあ、とも思う。強欲なオタクなので。

彼ならもっともっと高みにいける。ここがゴールじゃないって多分一番強く思っているのは彼自身だ。

そうやって15年間走ってきた人だと思うから。現状に満足なんてしないでとにかくずっと先を見据えててほしい。

そしたらいつか、もしかしたら憧れのToshIさんと、手の届かないと思っていたX JAPANと、肩を並べられる日が来るかもしれない。 物理的にだけじゃなくて本当の意味で。

 

 

なんだか彼なら本当にそれを叶えてしまう気がする。

もしその時も「NEWS 手越祐也」として、背後にあの3人の笑顔を背負いながら、マイクを握ってくれていたら、なんて不器用な夢を見てみる。

 

 

P.S.

手越くんのジャニーさんへのメッセージを受けて。

自分を見つけて育ててくれた恩人との出会いがX JAPANの曲で、もしかしたら別れの曲もX JAPANかもしれない(あの放送が社長の耳に届いていたと私は信じてる)。

もうそれだけで手越くんの言う「レジェンド」が繋がって泣けてしまう。

手越くんはジャニーさんが復活することを信じていただろうか、それとも心のどこかで覚悟していたんだろうか。

私は、本人の容態とか、今の状況とか、なんの情報もなかったので復活すると根拠のない自信を持っていた。

 チャラいキャラを演じてる時は語彙がめちゃくちゃになるくせにこういう時には真面目に長ったらしく思いを語っちゃう手越くんのそんなところが好きだと改めて思う。

多分彼は、自分の想いを口に出す、という意味でとてもしゃべり下手で、テンションで補おうとするところがある。

ファン以外の人が彼の書いた文章を読む機会なんてまずなくて、そこもビジネスチャラ男たる所以なのかもしれない。

…と脱線してしまったけど、彼がロック好きで、ジャニーズをやめようと思っていたことは確かで、もしかしたらその方が良いのかもしれない、と思ったこともあった。(NEWSファンの私はとてつもなく悲しむし、手越くんのポテンシャル担の私も半分は納得がいかないわけだけど。)

でもそれはやっぱり検討違いで、「元ジャニーズの歌手」はそこらじゅうにいる。「現ジャニーズでここまで歌える歌手」っていうのが手越くんの目指す道で、その宿命を最初に負わせたのが他でもないジャニーさんなんだと思う。

そうやって「ジャニーズの歌」を変えていく手越くんをこれからもずっと見ていきたいし、一緒に夢を追い続けたいし、そんな姿をみて、天国の舞台プロデュースをやってるジャニーさんに「YOU最高だよ!!」って言わせたい。

 

そんな夢というか目標が出来た。

夢のカケラを集めて回った

ジャニオタ。

多分私の人生で一番最初についた肩書き。

時に偏見の目で見られるこの肩書きに何回うんざりさせられたか分からない。

だって私は、NEWSが、手越祐也が好きなのだ。

面食いで盲目な痛い奴、なんかではない。

あの頃の「ジャニオタ」にはそんなイメージが付きまとっていた。

ジャニオタと揶揄される度に「ちがう。私が好きなのはNEWSだけ。ジャニーズが好きなわけじゃない」と否定し続けてきた。

今になって、やっぱり失礼だったと思う。NEWSも立派なジャニーズの一員だし、そんな彼らが大好きな私は立派なジャニオタだ。

全てはジャニ―喜多川という一人の男が作った世界なのだから。

 

ジャニオタになって、よかったことも悪かったことも同じくらいあるはずなのに、今思い返そうとするといいことしか出てこない。

・音楽に興味を持つ第一のきっかけになった。

・コンサートやライブという「生のステージ」の素晴らしさを知ることが出来た

・同じ「好き」を共有することの素晴らしさを知った

・誰かと一緒に困難に立ち向かうことの意義を知った

・遠征の楽しさを知った

・夢を見る事の大切さを教わった

 

ジャニオタにならない人生を選んだ私は元気だろうか。どんな経験をして何を考えているだろうか。

今、私が私でいられる最大の理由を作ったジャニーさん。本当にすごい人。

彼に見初められた少年たちが、いかに素晴らしいステージを踏んで、いかに多くの人の夢となり希望となっているか、一オタクである私が簡単に語れることではないけれど、こんな風に悲しまれるのが一番嫌なのかもしれないけど、今だけは悲しませてほしい。

 

アイドルは人に夢や希望を与える存在。

私はそう定義しています。でも最近、「一緒に夢を見てくれる存在」でもあるんじゃないかって思い始めた。

私は手越担なので手越くんを例に挙げるけど、彼はつい先日、ずっと口にしてきた夢を叶えました。

 

X JAPANの曲をカバーすること」

 

ネットでは賛否両論があったけど、*1披露すると決まった時から私達ファンも本人と同様に*2その時を固唾を飲んで待っていた。

ステージが終わって、文字通り力が抜けて、安堵感に包まれた。

手越くんと一緒に夢を叶えたな、なんて傲慢なことを思ってしまった。

応援しているアイドルが叶えたい夢があって、それを公言することでファンも自分のことのように応援する。

ああ、これが太一くんの言っていた「『You、やっちゃいなよ』の精神」なんだろうな、と思う。叶えたい夢をタレントに明確化させて、努力させる。その姿を応援するのはジャニーさん本人であり、ファンの人。

事務所の社長としては珍しいくらい「引っ張っていく」よりも「背中を押す」に特化した人だったんだなと思う。これって「父親」の姿であり「母親」の姿でもある。

文字通り、タレントの「親」であり続けたんだ。

こんなの、フィクションみたいだ。現実の、イチ芸能事務所の姿とは到底思えない。

 

誰が言い出したのか、七夕を迎えた病室には「子供たち」が書いた短冊が溢れかえっていた。

「ジャニーさんが回復しますように」なんて書いている人はいなくて、みんな「ジャニーさんと叶えたい夢」を書いたそうだ。

最後まで子供たちに夢を語らせて去って行った偉大過ぎる父親だ。

 

家族葬に出席する自担やメンバーの顔や心境を想像すると今でも悲しくて切なくなるけど、葬儀場を一歩出たらそんな顔をするタレントはきっといない。

この世界はステージ。常にShow must go onだ。

 

ジャニーさん。あなたが作ってくれた、残してくれた世界はこんなに平和で輝いています。

あなたの肉体はもうこの世からなくなってしまうけど、あなたが育てた光が語る夢はきっとなくなることはないと思う。

これからも私はその世界の「夢」と共に生きます。

 

 

ジャニーズのオタクとして胸を張って。

*1:これに関しては別記事でまとめたのでいつかの機会に

*2:って言ったら失礼かもしれないくらい本人は緊張してただろうけど

本当の手越祐也はどこにいる?(DoLLs再考察)

下書きの下書きであるWord文書に書きなぐったまま放置していたDoLLs考察記事。

書き始めてから3か月が経とうとしてるしもう記憶もあの直後より曖昧だしいい加減破棄してしまおうと思っていたのですが、大好きなブロガーさんが「読みたい!」と言い続けてくれているので公開します。

こんな私の文章でも尊敬するブロガーさんに褒めてもらえるんだよ…嬉しいね…生きててよかった…書いててよかった…

ってことであんまり書かないタイプの重い記事ですが考察ブログ行ってみましょう(前置きが長い)

 

 

 

 

曲名が発表されたらどんな曲か予想して、音源が出て解釈に勤しみ、ライブの演出を経て更に熟考を重ねる。

これ、去年どっかで見たな。って既視感抱いてたけど分かったよ。例年のシゲソロだ。

ファンが集いに集って解釈大会しすぎて本家の意味を越えているような気がしたけどそういうところも含めていいな、と思った。解釈が作り手の意図を越えている方が芸術として確立している気がする。

まさか自担の曲でそんな状況になるとは思いもしなかったけど。笑

てごソロと言えば、「分かりやすい」が一貫したコンセプトといっても過言ではないと思っていたので。

だって、「抱かせて」か「別れたくない」しか言ってないんだもん。

今回のDoLLsは、音源だけならthunderに、演出を含めると氷温に近いものを感じた。

音源の解釈は以前書きましたのでこちらで。

(解釈というより歌詞の感想だけど。)

tgszr15.hatenablog.com

 

 Jr.の存在が象徴するもの

 

(ENCORE公演以外で)久々のJr.投入だった気がする。一人で弾き語りするか、ベッドの上でご乱心(言い方)ばっかりだったのですごく新鮮に感じた。

少しフリが入ってたからJr.引き連れた方が華が出るっていうだけかもしれないけど、どうしても私には彼らが何の意味も持たないバックダンサーとは思えなかった。

彼らは人形こと手越祐也の手の動きに合わせて登場し、彼に纏わりついたり、一緒に踊ったり、服を着せたりしていた。

彼らは何の象徴なのか。

「彼を人形として操る人間」なのか「彼自身」なのか「彼を守る守護霊」なのか、どう捉えるかによって演出すべての意味合いが変わってくる。

彼を操っている存在なのだとすれば、上着を着せたり纏わりついてくる割に絵の具を落とすのに手を貸しているのが分からないし、彼自身なんだとすれば、自身を痛めつけては慰めて、縛り付けては抗って、とかなり矛盾している。葛藤とかそういうレベルの物じゃない。自分で自分が何をしてるのか分からなくなってる、混乱状態のようなものを感じる。

彼を守る守護霊、の線はかなり薄そうだけど、服を着せたり鎖で縛りつけたり、彼の自由を奪っているようで実はそれが彼を守る手段になっているのだとしたら、それはそれで認めるべきなんだろうか。

 

敵なのか味方なのか分からないファンの立ち位置

 

私たちファンはこの曲の中でどこにいるのだろう、とずっと考えていた。Jr.の立ち位置なのか、それとも彼らの動きを見ている観客でしかないのか。

では、ファンは彼にとって「敵」なのか「味方」なのか。

もちろん味方でいたいというファンが大半だと思う。だってファンだもん。

でも時にファンという存在が足かせになってしまうこともある。

(トップガン狩りの直後にこんなこというのも申し訳ないけど書いた当時は発売前だったしまっすーが「NEWSを守ってくれるファンの愛」なんて素敵な言葉を残してくれる前の話なので大目に見て欲しい)

性善説で生きている彼にとって「ハニーちゃん」である私たちはまごう事なき味方なんだと思うけどDoLLsに眠っているもう一人の彼は悪意と戦っているはずの私たちのことを「敵」と見なしているのかもしれないな、なんて思ったりもした。

 

だって私たちが騒がなければ明るみに出なかったこと、沢山ある。彼が彼らしく生きていくことを邪魔してしまっているのかもしれないファンの事を真っ直ぐになんの疑いもなく「大好きだよ」と言ってくれる手越祐也に後ろめたさを感じることもあったから、こういう曲をこういう演出でやってくれて少しホッとしている。と、同時に絶対に彼の足かせにはなりたくないなとも思う。それがたとえ「よかれと思って」でも。*1

 

 

 

「色」が象徴する「動く人形・手越祐也」の実態

 

1番のサビが終わり2番が始まった瞬間、彼の右頬は黒い絵の具で汚れていた。その後、緑や青、様々な色で塗りたくられた顔。今回最大の演出ポイントだと勝手に思っている。

最初に感じたのは「顔に泥を塗る」という言葉。

残念ながら、私たちファンが全く身に覚えのない言葉ではない。前の章と内容が被るけど、彼のファンを名乗って悪口を放出し続けるいわゆる愚痴垢はもちろん、根も葉もない噂とむやみに戦い、結果的に噂を広めて彼を苦しませてしまっている(と、私は感じる)。「よかれと思って」なのだ。戦わずにはいられない性分なのは仕方ないにしても、戦い方はもう少し考えたほうがいいのかもしれない、とは思ってしまう。

 

でも、よくよく考えて気が付いた。彼は「自分から」色を塗っている。

Jr.に何かしらの役を負わせているのであれば彼らに塗らせればいい。でも彼は自らカラフルな顔になっている。

ここで、加藤先生の著書「傘を持たない蟻たちは」の『染色』という話を思い出した。

主人公の前に現れた天才肌の少女は、常に腕にカラースプレーをかけている。「色がないと不安」と、お風呂上りでもすぐにスプレーをする。読んだ当初は全く彼女の気持ちが理解できなかったけど、「何色かに染まっていたい」という感情が少しわかったような気がした。

自分で自分の色が分からなくなって、どの色でいたらいいのか分からない、何色でもない自分に焦りを感じる。だからこそ、何色でもいいから染まっている自分でいたい。

全くの一般人からある日突然アイドルになる人生。仕事場は常にキラキラ。黄色い声援に囲まれ続ける。

…そんな中で15年も生きていたら、「本当の自分」なんて分からなくなりそうで、私は怖い。まだ「ステージ上の自分」として別人格をつくって、その人に好き放題やらせる方が、私自身は守られる気がする。

「何色かに染まっていたい」はそういう感情なのかな、と思った。アイドルは特に「カラー」に重きを置いている人が多い印象。*2

ステージ上の自分に色を着せて歌って踊る。それが彼の考える「アイドル像」なのかな、なんて思ったりするのは、少し考えすぎかもしれないけど。

 

他の人の意見を踏まえてのちょっと追記。

最後のシーンでじっとりと塗る「赤い絵の具」が「血」をイメージしてるんじゃないかって意見を見かけてなるほど!って思ったのですが私はあの位置、あの色、ピエロみたいだなって思った。ピエロって人を楽しませる道化師である一方、泣いていても笑っているように見えるようにあのメイクになったって話を聞いたことがあって、彼は『あえて』ピエロのような顔で締めくくったのかな、と。それはそれで救われないな、と思いました。大好きな人が「俺はピエロになるぜ」って宣言したら私はとっても悲しい。常に楽しませなくていいんだよ。自分を大切にして。泣いていいんだよ。悲しい時は悲しいって言ってよ。って思ってしまう。

ただ、現実の手越くんは悲しい涙こそみせないものの、ファンの前で堂々と嬉し泣きしてくれるようになったし、小山くんっていうNEWSのリーダーの前では心が弱っている自分を見せられているようなのでほんの少しだけ安心してる。リーダーありがとうね。

 

 

「着せ替え」られているのは服だけなのか

「着せ替えお遊び人形」の部分でバックダンサーであるJr.に上着を着せられる。

演出で唯一予想できた部分。その通りになった部分。手越くんと心が通じたぜ。やったぜ。解釈の一致により入籍だぜ!!(あまりにも重い記事なのでちょっとふざけたくなった)

「俺は人形なんかじゃない」の話はこの後しますが、「人形」に付随する「着せ替え」という言葉。

洋服に1ミリの興味もない手越くんだからこそこの歌詞に深みが出ると思っていて、着ている服で印象が変わることを彼は分かっているような気がする。少なくとも「アイドル・手越祐也」は分かっていて、それを上手く利用している感じがする。演出上では上着を着せられていたけど、この歌詞を解釈するに、着せられているのは「服」だけではない気がする。

世間からの一方的なイメージとか、その場を盛り上げるために背負わなきゃいけない役割とか、いいことも悪いことも含めて「着せられている」って感じる。でもその多くは彼が進んで「着ている」って感じることも多くて、「そんなの着ないで!ありのままの素敵な手越くんでいてよ!」とも言えない自分がいる。だってそうやって仮面を被っているからこそ私たちは仮面の下の「本当は真面目で一生懸命で私生活は地味な真っ直ぐな好青年」という手越くんを見られているのであって、それって彼と向き合おうとしないと得られない最高の福利厚生だと思う。世間に誤解はされたくないけど簡単に本当の姿も知られたくないっていう私の中の面倒くさいオブ面倒くさい感情だけど、大切にしたい感情でもある。(ちなみにこの感情は「LoveStoryを地上波で見たい私」VS「世間の人に私たちの関係を知られたくない私」に応用されています。)

 

「着せる」に派生して全然関係ない脱線をするけど、増田くんの衣装はそう考えると天才だと思う。どんなプロ中のプロよりも、(本人含めて)彼らに「着せるべき」服の形を分かっている。多分私たちが感じるポイント以外にも一人一人に対する衣装の形のこだわりをしっかり持っているんだと思う。

そうやってメンバーが「着せられる」ものに対して誰よりも心血を注いでいるのが誰でもない「NEWSのメンバー」ってところがこのグループ最大の強みの一つだと思ってる。

(いやまって、脱線しすぎだろ…DoLLsの解釈ブログどこ行った??)

 

ネームバリューで遊ばないで

 

北海道2日目の開演前、一緒にログインしてくれた手越担がこんなことを言っていた。「女の子のアイドルも何人か好きなんだけど、名前をネットで検索すると必ず隣に手越祐也って出てくる。絶対に好きなタイプじゃないのに」

「この子とのうわさが出るのはおかしい」と手越担が言うのなら本当なのだ。だってどれほどの週刊誌の記事を見てきたことか。

どの記事の信憑性が高くてどの記事がでたらめなのかは大体タイトルで分かる。手越担ナメんな。

どうして嘘の情報を平気で流せるのか、それは「手越」という苗字があまりにも珍しく、端的にブランディングできるからだと思う。

彼がNEWSの名を売る為に作った「チャラい」というキャラを悪用する大人が本当に多い。

彼の名前を記事上で、タイトルで使うだけでアクセス数がどんどん伸びる。書けば書くほどお金が入ってくる。ファンが勝手に大騒ぎして広めてくれる。またアクセス数が伸びてお金が入る。なんて楽な仕事なんだろう。そして、名前を出されている本人にほとんど利益は無い。名前を出すことでお金を取れるわけでもない。

なんなんだ。地獄じゃないか。そりゃ「俺は人形なんかじゃない」なんて言いたくもなる。

でも彼は、「俺は人形なんかじゃないのに…」という歌い方はしなかった。「うるせえ!俺はお人形なんかじゃねえんだよ!!!」という姿勢でい続けてくれた。

お願いだから「手越」の名前で遊ばないでほしい。利用しないでほしい。

彼は生身の人間だ。美しすぎて私でさえ時々それを忘れてしまうけど、生きている人間だ。完璧を装おうとしてる不完全な人間だ。

どうか彼の名前でお金を稼がないでほしい。いたずらに傷つけないでほしい。

だって「人形なんかじゃない」んだから。

 

「みんなにも向けた曲」の真意は?

 

アルバム発売周辺で聞かれた発言。雑誌だったかネットだったか記憶があいまいなんだけど…。どうして彼がこんなことを言ったのか、よく分からないな。と思った。私たちはほとんどが一般人で、彼のように格段目立っているわけではない。確かにそれぞれ苦しんでいることはあるけれど、それでも彼の苦しみに比べたら大した問題ではないと思う。

「みんなにもこの苦しみを理解してほしい。みんなのせいでこんなに苦しんでるんだよ」ではない気がする。

「みんなも日々辛いこととか悲しいこととか多いと思う。でも負けちゃダメだよ。人形になんかされるなよ」と、私はそう言われている気がした。

多かれ少なかれ、確かに私たちにもそういう経験がある。それなりに理不尽な想いもしてきてるし、世の中の不条理にもぶち当たる。I’m commingの手越くんは不条理な事があると忘れるほど抱いてくれたけど(大真面目)、DoLLsの手越くんは代弁して立ち向かってくれている気がする。「俺は人形なんかじゃない」の「俺」は手越祐也だけじゃなくて彼を愛する私たちも内包されている。一緒に戦ってくれている。なんて心強い、なんて勇敢な人なんだろう。

シゲちゃんの「世界」は「私達の世界に置き換えて」聞けるように作られたと語っていた。

私達には私たちの世界があってそれぞれに苦しみながら葛藤しながらも生きていて、その「世界」に寄り添えるように、当てはまるように小説のような歌詞*3になったのかな、と思ったし、そういう形でアイドルに支えてもらえるファンは幸せだな、とも思った。

DoLLsは一見派手で異世界の歌のように感じるけど、実は私たちの「世界」に置き換えたらやっぱり一緒に戦ってくれている。全然違う歌のようでこの2曲はそういう部分が共通しているように感じる。

 

 

 

 

 

おわり

 

 

なんかソロの話してるのに結果的にメンバー全員出てきたな。なんでだろ。きっと「NEWS」手越祐也のソロ曲だからNEWSメンバー抜きには語れないんだと思う。そういうことにしておいてほしい。

 

長々とつらつらと書いてきたけど、「全部ちがうよ!俺自身もよくわかんない!かっこいいから何となくこういう演出にしたの!Xさんとかhydeさんとかこういう感じでしょ?なんかやってみたいなあーと思って!」なんて本人が言ってくれたらすごく気持ち的に助かるなあ、というか楽だなあ、と思う。

でもアルバム発売当初の雑誌で「ソロ曲にはその一年感じてきたことを入れるようにしてる」

とコメントしているのを見てしまった以上、そんな楽観的に捉えることは出来なかった。

きっと世間がみる「アイドルらしからぬチャラい自由人・手越祐也」はそんな感じなんだろうけど私たちがみている手越祐也はもっと闇が深い。でもそれは悪いことじゃなくて、光の部分が強くなればなるほど影(熟考する部分)が大きく濃くなるのも当然で、それが一般人の中でも一番彼に近い私たちに少しでも見えているなら、私は少しだけ安心できる。

 

ネット文化が広がってお互いの顔が見えなくなって、どんどん一人一人の発言が過激になっていって、アイドルが生きていくにはあまりにも世知辛い世の中になった。それでも今日も「アイドル」で居続けてくれる彼に感謝と尊敬しかないし、そんな彼の隠された本音が少し見れただけでも少し安心した。ほとんど憶測の解釈と私的理解にまみれてたけど。

 

全部踏まえた上でやっぱり私は彼のファンでいたい。希望と覚悟と夢と熱意と零れ落ちるほどの愛と、ほんの少しの絶望を胸に生きる手越祐也のファンでいたい。

 

人形なんかじゃない、意志のある人間だから。

*1:でも間違った噂が拡散されているのであればそれは全力で否定していくべきなのかな、とも最近考え始めた。

*2:その上でNEWSのイメージカラーが白なのだとしたら少し納得できる。「何かの色ではあるけれど限りなく無色透明の等身大に近い色」だと思うから

*3:シゲちゃんのソロ曲はいつも小説的だけど。今回は世界観が限定されていなかった感じがした。