愛以上、恋未満。

アイドルに胸張って生きてる人たちを胸張って応援するブログ

僕らは最強なんだぜ!!(「サムシング・ニュー」レビュー楽曲編)

(2021.5.5掲載)

 

アルバムレビューもまだ終わってないのに新曲が出てしまったよ…レビュー追い付かないスピードで仕事するのやめて…忙しい…嬉しい…。

 

どうせダラダラ喋ったらまたとんでもない長文になるからさっさと本題いくよ!アルバムの曲の話だけするよ!なんでかというと全部一つにまとめると長くなるからだよ!!ぽんちゃんと校長先生の話は長い!これテストに出ます!!

 

 

サムシング・ニュー

あいみょん提供(エモい)」「ウエディングソング(しんどい…!!)」

という情報のダブルパンチをすでに食らっていたので、心して挑まなくては…と気合を入れて挑んだものの、私の想像するウエディングソングとかけ離れていて唖然としてしまった。

「僕らは最強なんだぜ さあ、進もうよ姫」

「大切な君を守るため最後まで援護させてください」

「君といれば僕は強くなれるんだぜ」

 

オイオイオイ~~~!?!?!?

ちょっと待ってくれ!?!?聞いてないが???

こんな応援歌ベースの曲だなんて知らないが!?!?

なんかこう、ウエディングソングって、「永遠を誓います…」みたいな、「こんな俺でもついてきてくれますか…?」みたいなしんみりタイプか、

「絶対に幸せにしてやる。でも俺より先に寝てはいけない」みたいな(もろ関白宣言じゃないですか…)新郎がやけに自信満々で強気なタイプか、

そんなもんなんじゃないですか?それに幸せ感じるのがウエディングソングじゃないんですか???

そういう固定概念をぶっ潰してぶっ飛ばしてくれたあいみょん大先生、心からお慕い申し上げた…。

ウエディングソングでこんなポップで応援歌感のある曲…いや、あるんだろうけど、この価値観で結婚を語られたのが人生で初めての経験だったので、とっても新鮮だった。

確かに既存のウエディングソングは幸福感はあるけれど、それは確かだけど自分の価値感に合っているかといわれるとちょっと疑問が残るところがある。

私だって前を歩きたい。真っ直ぐ突き進みたい。「女性は3歩引いて」なんて言われたくない。

多くの人が共感できる歌詞を書くあいみょんがこういう曲を書くということは、だんだん、そういう女性が増えてきたのかなとも思う。*1

国民の友人と呼び声高いジャニーズWEST(※私調べ)が、「一緒に歩いていこうよ!」「俺についてこいとは言わないけど、辛い時は頼ってね!」って歌ってくれるの、本当に解釈の一致が過ぎるんですよね…。まさにWESTにしか歌えないウエディングソング。WESTの専売特許です。

ありがとうあいみょん…いや、あいみょん大先生…。の心はズンドコパラダイスです…。

一番グッときた歌詞ですか?(聞いてないよ)
「何でもないフリしてるけどやっぱり怖いんでしょ?」ですね…。私のための歌詞か??って思った。ため込んでため込んで結局爆発させて、自己嫌悪。みたいないらんルーティーンを繰り返しながら生きているので、「なんで私が強がってるって分かったの…」って気持ちになった。これくらい自分を理解してくれている人との結婚生活、いい意味で気を遣わなくて、きっととっても幸せだと思う。

何がしんどいってこの歌詞の歌割が自担なんですよ…もうそれは私のための歌詞ってことじゃないですか…(ちがうよ)*2

歌詞の中で一番好きなフレーズを自担に歌ってもらえる幸せをかみしめながら、私はこれから生きていきます…。の心はズンドコパラダイスです…。

 

僕らの理由(初回A)

やなぎ本当にありがとうオブザイヤー2021金賞受賞。

はい、私の敬愛するバンド、SUPER BEAVERのギター、柳沢亮太さんことやなぎが提供してくれた最強楽曲ですね。

他の提供楽曲は「提供曲」って感じだったんだけど、BEAVERに関してはもうね、『BEAVERの曲』なのよ。

BEAVERとWESTに共通点を感じたことはあまりなかったけれど、こうやって聞くと本当に親和性のあるアーティストだな…としみじみ感じた。

「春じゃなくても」は元々BEAVERの曲だったらしいですけどね、もうどっちがどっちか分かんないくらいどっちも似合うのよ…

BEAVERはかっこいいサウンドとやなぎの明るい人生哲学みたいなものが化学反応を起こしているのが1番の魅力だと思ってて、私は勝手に好きになった当初から「ポジティブなRADWIMPS」って呼んでる。

相手を指す呼称がサムシング・ニューは「君」だったのに対して、この曲では「あなた」になっているのがまたアーティストの個性が出てていいなぁ〜と思いました!

BEAVERは「あなた」の使い手なんですよ(使い手…??)「あなた」っていうちょっと丁寧な表現に自己肯定感爆上げワード祭りをぶつけて来たりするので本当に元気や自信がない時に、そう、メンタル中間淳太になりたい時にピッタリのアーティストなんですよ…。自己肯定感低すぎオタクはみんなSUPERBEAVERの歌詞を写経するといいよ……

 

「正解のない人生に〜」からのコールアンドレスポンスパートもBEAVERがよくやるやつ!なんですよ!!これをフェスの会場でお客さんとフロントマンで大声合戦してね…楽しくて幸せで泣いちゃうんですよね……フェス行きたいなぁ…………平時の……平時のフェスき行きたい……

 

なんかこの曲の解説だけやたらBEAVERの話してない…??WESTの話全然してないな?ごめんね??それくらいSUPERBEAVER楽曲そのものだし、それをカバー感出さずに自分のものにしてしまうWESTさんすげえな?って話をしたかったの。歌声の表情がカメレオン級。

 

#Followme(初回A)

藤井流星さんのご兄妹のグループの代表曲を連想してしまったのでアップテンポでポップなダンスチューン!かと思ってたら見事に裏切られた。こういう裏切り方、嫌いじゃないです。(誰?)

ParadiseとかCandyShopの譜系!なんかこういうオシャレ曲増えたよね〜!なんで増えたか知ってます?似合うからです。

スローテンポでメロウで、「CandyShop」からエロ要素抜いたみたいな曲。

エロくはないんだけど代わりにちょっとなんか……怖くない……??

「#Followme」というだけあって、テーマはSNSだと思うし、関連単語が歌詞に織り込まれてて今風だな〜って思うんだけど、オシャレなサウンドでメンヘラネトストなの隠してません……??

「どっから話せば今日の君をFollow」とか、「一人写った写真より僕らがメインのLoveStory」とか、なんか、あの、好きな子のSNS…引いては人生に入り込もうとしている感が…ちょっと怖くないです……?投稿くらい好きにさせて欲しい……タイムラインは2人で書くものじゃなくて1人で書くものだよ…………

「既読になったSNS気になってるってもうそれは既読スルーされてるのでは……なんかオシャレなサウンドの陰ですごい重い感情がうごめいてる気がするのですが……

 

あと、全員歌がうめえ。(語彙っていう概念捨ててきたの?)

普通、「フェイクならこの人」「この人は落ちサビ」「このメロディは難しいので音感ある人に」みたいな役割分担が自然と発生すると思うんですよ…フェイクは全部この人、みたいな、歌割りが固定してしまうというか。それが一切ないの。「この人のフェイクも好きだけどこの人はこんな感じなのか……これもよいです…」みたいな、バリエーション感じられるのシンプルにすごい。すごくてこわい。

総じて怖い曲です。

 

Don't Stop Loving(初回B)

音源より先に映像化されたものを見てしまったので、もう印象が結婚式場から離れないのですが、「サムシング・ニュー」がバージンロードなら、この曲は式が終わって新郎新婦が教会から出てくるシーン。あの、ライスシャワーとコンフェティティが飛び交っているイメージ。(あれって名称あるんかな…)

結婚式ってこういう参列者も楽しめる瞬間があるからいいなあと思う。完全なお客さんじゃなくて、結婚をお祝いする参加者になるというか。……また話が逸れてしまった…。

 

なんか!曲調がめちゃめちゃ欲しかったタイプの楽曲…!

嵐の「Turing Up」とHey!Say!JUMPの「ファンファーレ」のいいとこだけブレンドしてみました!みたいな。

youtu.be

(ファンファーレも公式MVが出てたら…載せたかった…)

 

シングルカットされて色んなところで披露してたら絶対他G担から羨ましがられてたでしょ…あの頃の私の羨望感が報われる音がする…。

音楽用語の語彙に乏しい人間なので、この曲のジャンルを表す言葉が分からないんだけど、ちょっと洋楽調の要素が入ったリズミカルな楽曲、どんどん出してほしい。

 

君のために歌わせて(初回B)

すーごいセリフみたいなタイトルつけるじゃん…。

歌詞だけ読んだら、重めの決意表明というか、「ある程度元気な時に聞かないと逆に疲れてしまうタイプの応援歌」って印象があったんだけど、曲調がちょっとリズミカルなことによって重さが分散されているというか、スッと入ってくる。

音楽、すげえ。(音楽鑑賞3日目の感想)

サビの歌い方とメロディーラインがV6を彷彿とさせるのは私の感覚の問題でしょうか…曲調は軽いけどチャラチャラしすぎないというか、いい意味でのどっしり感があって安心できる1曲。

今までの応援歌は満面の笑みで困難や苦労もなかったことにして吹っ飛ばす!みたいな、強引に手を引いて先導してくれるような勢いがあって、それはそれで頼もしかったんだけど、この曲は、全部分かった上で2歩くらい後ろを何も言わずについて来てくれるイメージ。新しい応援歌の境地に辿りついた感がありますね…。すごく好きです。まあ全部好きなんですけど。

ムーンライト(通常)

これは全員に共感してもらえると思うんですけど、タイトルと曲調にギャップがあった曲堂々の1位じゃないですか…?

ムーンライトって聞くと、なんかもっとこう神聖で閑静で、一人になりたい夜にひっそり聞く…みたいな感覚だったんだけど、イントロから「あれっ?」ってなった。

応援歌にしては間接的すぎるというか、聞き手に向き合っている感じがしない。

なんかそういうスタンスがすごく重岡くんぽいなあ~と唸ってしまった。聞き手と向き合うんじゃなくて、聞き手の隣にそっと座って同じ方向を眺めている感じが、私の重岡大毅のイメージそのものというか。

 

落ち込んでるときに、それこそ「大丈夫だよ!頑張ろうぜ!」がちょっと無責任に聞こえてしまう時に、突然「手を突っ込めばポケットの中 宇宙行きチケット」とか言われたら「えっ…?」ってなるじゃないですか。何の話?って。でも聞いているうちに引き込まれて、最終的には「世界が止まっても 君を終わらせないんだ」なんて直接的な励ましが違和感なく入ってきてしまうという。意図してるのかいないのか、重岡大毅さんってそういう引力がありますよね…ムーンだけに(ここまでの情緒台無しにするのやめて)

実際に重岡くんが隣に座って歌ってくれることなんて絶対にないんですけど、「ムーンライト」なので、月を見て、イヤホンを耳に刺せば、そこにいてくれる。音楽って私にとってそんな存在です。

 

曲の構成もシンプルで、いい意味で「その場で即興で歌い出した感」があるというか、変に構えていない感じが逆に聞きやすい。歌詞を詰め込み過ぎてないのも、その余白で聞き手に余韻が生まれるし、彼がブログで言っていた「あなたが暗闇と戦える曲になりますように」が体現されているような気がする。

編曲の話をすると「真昼間の月に」の後に1音入れたり、「wowow~」のパートの

エレキギターの入れ方が本当に上手い…いい味出してるのがとてもよいです…。

Tomorrow(通常)

収録曲を全部詰め込んだプレイリストを作って、バスタイムで一周させるという状況の中で聞いたので、正直これがTomorrowだと知らないまま聞きましたっていう前提を知っておいてほしくて。

何故なら、浴室内で大号泣したからです。

神山楽曲というバイアスがない状態でこんだけ好きってことはもう、楽曲として好きなんですよ。図らずも証明してしまった…。

重岡くんの間接的な表現と対照的に、バチバチにストレート投げてくる神山智洋さん。シンメっておもしれえ~!!

前述の通り、重岡くんが隣に座っているとしたら神山さんは真向い。真正面。一切目を逸らさせない。そんな距離感で歌われてる。恋愛ソングだったら間違いなく激重狂愛問題作。応援歌で良かった…。

世界観で近いのは、何万回だって「君が好き」。私がトップレベルに好きな曲…。

 

何万回だって…もバチバチに自己肯定してくれる曲だけど、この曲はさらに「すべてを肯定してくれる感」がすごい…。「笑えなくてもいい」はよく聞く言い回しだけど「泣きたいときは泣けばいい」って続くじゃないですか。「泣けなくてもいい」んですって…。本当に心が参ってるときって泣くことすら出来ないって分かってる人の歌詞…信頼感しかない。

からの、自担に歌われる「生まれてきてくれてありがとう」。

こちらこそなんですが。

存在してくれてありがとうって毎日思って生きてるんですが。生まれて来てくれてありがとうって言って欲しいなんて一言も伝えた覚えはないのですが。

こういう「アイドルからの気持ち」にとことん弱い。

神山さんの優しさと温かさだけを集めて煮詰めて濃縮還元したような曲。

「嬉しいこと悲しいこと教えてよ 些細なことも何でも話そう」って言われても全然怖くないもんね…聞いてくれるんですか…いいんですか……っていう。#Followmeはもう少しこの曲の包容力を見習って欲しい。(真顔)

 

曲の構成も変調があったり、スローテンポなのにラップが入ってたり、練りに練った計画性楽曲(犯罪みたいに言うのやめようか)

それから、ラストサビのフェイク…はまちゃん…?WEST史上最高音では…?高すぎて40年後には聞こえなくなってる可能性があるな…?(人間モスキートーン)

みんな、耳は大事にしようね。(何の話?????)

Automatic(通常)

Tommorowでド真面目に想い伝えたからって爆イケソングでバランスとろうとしてくるの本当にやめない!?!?

WEST、そういうとこあるよ!気を付けて欲しい。本当に。さっきまでの純情な気持ちが全部邪な気持ちになったよ!!人間の情緒についてもっと熟考して欲しい。

何が言いたいかっていうと、大好物。もっとやれ。

ゴリゴリのEDMでもなく、バチバチにムード全開ってほどスローテンポでもなく、聞きやすさはあるけどもう歌い方が全然違うのよ…。「ジャニーズ・女抱くモード入ってる・WEST」のみなさん…。さっきまでの優しい歌声はいずこへ…

どっちを先に収録したのか分からないけど、「Paradise」を経たWESTさん、英語の発音が異常に良くなってる…。「オートマティック」じゃなくてちゃんと「Automatic」って歌ってるのよ…なんだ?世界進出か?

こういうスローテンポでムーディな曲いいなぁ……全曲「こういう曲いいなぁ〜」しか言ってませんけども…

SixTONESの「Coffee & Cream」って曲がめちゃめちゃオシャでお気に入りなんですけどその曲調に近いのよね……内容は全然違いますけどね……彼らはちゃんと彼女とチルしてるので一緒にしないでください…(話持ち出したの誰やねん)

そろそろWESTオシャレ曲メドレーとかでプレイリスト作ってBGMにしても馴染むんじゃないかと思う…歌詞の内容はとにかく曲がオシャレで歌がうめえので……コロナ明けたらオシャレ曲かけながらパーティしようねみんな…………

 

 

 

書いたねーーーー!!!!

もっと文字数削らないと最後まで読んでもらえないよ!っていつも脳内の理性に怒られるんだけど、簡潔にまとめられるオタクなんてオタクじゃないじゃん…?

 

ということで、サムシング・ニュー、A面だけなのに8曲も新曲が存在するというWESTさんの伝統芸能「それはもうミニアルバムやん」が今回も無事に発動して多幸感に満ちております…。

何がすごいってまだ映像1ミリも見れてないんだよ……スルメくらい味わえるじゃんすごいありがとう福利厚生WEST。

たくさんの楽曲に恵まれ、多彩な歌声に囲まれ、タイトル通り「新しい何か」が起こりそうなワクワクを胸に!ということで楽曲レビューはここまで!

お付き合いいただきましてありがとうございました!!

 

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*1:もちろん、やまとなでしこ。古き良き日本女性を夢見るのも全然間違っていない。でも既存曲にそういう曲が多すぎて、この視点で曲作りをしたあいみょんに感動したというそれだけの話。

*2:「渡すものか!僕の好きな人」もトップレベルに好きなんですけどね…。私が小瀧担だったら多分このフレーズに置き換えてつらつら語ってました。