愛以上、恋未満。

アイドルに胸張って生きてる人たちを胸張って応援するブログ

世界は運命で溢れてる。

 

今から自分語りブログを書きます。

ここ1年を見ていても「ゼロ一獲千金ゲームを見て好きになりました!」「格付けチェックスペシャルを見て一目ぼれしました!」という新規ファンの方をよく見かける。

なんというかとても羨ましい。

たまたまつけたテレビで強烈に心を揺さぶられるなんて羨ましい。

そしてそういうツイートをした人にはもれなく沼の底の住民(古参オタク)からの洗礼がある。非常に羨ましい。

私はそんなドラマチックな出会いをしてこなかったので。

…と思って振り返ったら、なんだかんだドラマがあったのでつらつらと書いていきます。

 

 

私がNEWSに堕ちるまで

 

街中で彼らの名前を目にすることはあるものの、これといって惹かれることもなく(めっちゃ失礼)特に他に推しがいるでもなく平凡な日々を過ごしていた中学一年生の私。

きっかけは忘れましたが、母にCDプレーヤーを買ってもらいました。

つまみを動かすとラジオも聴けるというスグレモノだったので、地元千葉のラジオ局(当時一番電波が良かった)(radikoなんて便利で快適な物が出る何年も前の話。)を部屋にいる時は付けて生活していました。

もうお察しかと思いますが、私のNEWSファーストコンタクトはマスヒツです。

ちょっとだけ友人から疎外され、キツイ部活に励む私にとって週末の夜に流れてくる増田くんの声が一番の癒しだった。

そして彼が毎週かけてくれる様々なアーティストの音楽に惹かれていくうち、彼が所属しているNEWSというグループに耳を惹かれた。…って日本語があるのか分からないけど。

当時は発売前のアルバム「Pacific」の収録曲を少しずつ解禁しているような時期で、なんともいいタイミングだったのだと思う。

「NEWSに堕ちたきっかけは?」と聞かれると非常に困るのだけど、入り口としてはこれが一番濃厚だと思う。

 

私が手越くんに堕ちるまで

 

とはいえライブなんて行ったことのない私に当初コンサートに行く概念はなく、結局好きという気持ちだけ抱えて、アルバムも買わないまま日々が過ぎて行った。

しかし、翌年、クラスにいた革命家と出会う。

当時Hey!Say!JUMPがトレンドの中学校で唯一のNEWS担の女の子がいた。(のちの相方である。と書きたいところだけど2年後にNEWSを離れてしまう。ちなみに相方には高校時代に出会う)

その子と出会い、肩身の狭いNEWS担として意気投合し、コンサートにいくという概念が生まれる。

その年の誕生日にプレゼントとしてファンクラブに入会。人生で初めてのCD「SUMMER TIME」を購入。

その年はNEWSにテゴマスに、と彼らの活動が比較的活発だったので(笑うとこ)どんどん彼らにのめり込んでいった。メンバー全員が大好きだった。担当なんて決められなかった。私も友達も、所謂全員担だった。

そんな状態で臨んだ初コンサート。

案の定NEWSと同世代のお姉さまばかりで戸惑う。全体的にバラの香りがした。(当時NEWSがCMをしていたバラの香りの化粧品のせい)(NEWSのコンサートってバラの香りがするんだよ!と語弊も甚だしい感想を言って回っていた。)

私は神なのか、って思うほどの天井席。会場すべてが見える。もはやすべてを見下ろす神。私は、神だ。

そのおかげで生きているアイドルを目の前にして気絶することもなかったし、「こんなに広い会場に…!!」と程よく圧倒されたので、初参戦には天井席をオススメしたい。

 

「生きてる…!!!」が唯一覚えている感想。生きてた。これに共感してくれる人めっちゃいると思う。その自信だけはある。

生きてたし、歌ってたし、踊ってたし、笑ってたし、ハモってた。

そして「だいちゅきだよ子猫ちゃん。」って言われた。

 

私は手越担になった。

 

全員担で、うちわも全買いして会場に入って、出てきたときには手越担だった。

「中学2年生、大晦日イブ。『子猫ちゃん』で恋に落ちる。」

こうしてみると私の沼落ちも充分ドラマチックだったのかもしれない。

 

 

そして、一般人に戻る

 

それからいろいろとあって、本当に、色々と無さすぎて色々あって、NEWSは4人になったし、私は変わらずNEWSのファンだった。

中学生から高校生になって大学生になったけど、ずっとNEWSファンだった。

でも、ある時、2015年、私は違う沼にハマった。

バンド沼だった。元NEWSメンバーであるtaka属するONE OK ROCKを始めとして、ロックフェスにズブズブにハマってしまった。オタク気質の私はハマるととことん貢いでしまうらしい。

 

なんといってもロックバンドは活動が多い。ライブツアーにフェス、イベント…一年中声が聞こえるところにいる。すっかり虜だった。NEWSの動向を追っている暇なんてなかった。新しい世界に飛び込むのはとても楽しかった。

どこまで掘り下げても新しい情報が出てくる。新しい曲、新しいバンドに出会える。それが嬉しくてたまらなかった。

 (スイッチを切り替えるように私の妹がNEWSにのめり込んでくれたのが唯一の救いだった。私の意志とグッズは妹にそのまま託されて、新譜が出るたびにCDを貸してもらった。)

こうして「一般人」に戻った私から見た手越祐也は、イッテQの手越は、ただチャラくてお調子者で適当で、ファンになりそう…とは思えなかった。

編集に騙されず、言葉や行動の端々から彼の魅力を見抜く事が出来るのは、本当に素敵なことだと思う。イッテQ出の手越担、すごい。

嫌いになったわけではないし、好きなテレビ番組1位だったイッテQを切り捨てることはなかった。手越くんの企画の時はしっかり撮り残してディスク化もしていた。

でも、それだけだった。一般人は一般人なりに楽しかったし、変な情報もよっぽど大きなニュースにならない限り知り得なかった。(2017年のもろもろを知ったのはファンに戻ってきてからです。世間はよくも悪くも彼らのプライベートに興味はないのでNEWSのファンであることにあまり引け目を感じなくていいのにな、と一般人時代の私が言っております。)

 

結局復縁する

NEWSを離れて3年が経とうとして「ああ、NEWSがいなくても、私生きて行けるんだ。『ジャニーズ?ああ、学生の頃好きでしたね』なんてビール片手に遠い目をする大人になっていくんだ」とぼんやり思っていた頃、事件は起きた。

6月の騒動。…は確かにかなり動揺したけど、それよりも。

NEWSの15周年ライブに行けることになった。

この私が。この、NEWSから離れきったと思っていた私が。行きたくて仕方ないファンを押しのけて、ずうずうしくも行ってしまった。

それは、私が落としていた大切な物を全部拾い集めてくれるようなライブだった。

ライブ前の参戦服やヘアセットの吟味。久々のライブ参戦に向けて過去ライブのDVD鑑賞。

シゲが出るなら…と視聴し始めた「ゼロ一獲千金ゲーム」では、3人が友情出演することを知らない私に山口カズヤが雷を落としてきたし、埃を被ったカラーボックスから取り出したうちわの中で笑っている自担に静かにときめいたりもした。

こうやって感情を揺れ動かして生きている日々が私のファン生活そのものだった。

コンサートに参戦して愕然とした。

上手い。みんながみんな、歌が上手い。

3年間で、確実に、飛躍的に成長してる。私の知っているNEWSはもはやそこにはいなかった(いい意味で)

そして、天に昇ってしまいそうなほどの甘い時間、特別な空間がそこにはあった。

私が手放したと思っていたものは確実に心の奥にあって、私の知らないところでめきめきとパワーアップしていた。

私は現実の世界からまた夢の世界に引き戻されてしまった。

 8月以降、学生時代からの友達に会うと必ず「まさか戻ってくると思わなかった」
と言われる。オタクで有る無しに関わらず、だ。
私も思わなかった。それくらい衝撃だった。でも今では必然だったんじゃないかなって思う。
というか、そうだったらいいな、と思う。

NEWSと共に歩んでいくのは、きっと私の人生にとって運命なのだ。と思いたい。

結論

 

結局なんだかんだ私もドラマチックな沼落ちしてたわ。

羨む必要全然なかったわ。

ロックシーンに一回留学していたおかげで、「ロック好きな女の子が夢中になるアイドル」というNEWSの立ち位置が出来たと思ってるし(あくまで私の中で)、音楽性を語る上でかなり視野が広がったと思う。

ただ、前述もした通り、ロックシーンはあくまで『留学』だったな、と思う。

とても勉強になったし、自分のプラスになったけど、私の住処にはならなかった。

 

というわけで見事に出戻りしたのでこれからはロックシーンを小脇に抱えながらNEWSとのラブストーリーを歩んでいきます。

よろしくね!!